インプラント歯科医・歯科医院

フィクスチャーを埋め込んだ後

今回はちょっと脇にそれてしまいますが、個人的に教わったことでインプラント治療の際にも役にたつかもしれないお話をちょっと紹介しておきます。フィクスチャーを埋め込んだ後、何日分かのお薬が処方されます。痛み止めと抗生物質です。痛み止めは当然ですよね。手術っていわば大怪我ですから。抗生物質のほうですが、飲みかたってご存じでしょうか。私の母は薬剤師だったのですが、医者から処方された抗生物質を服用する際に、口をすっぱくして「血中濃度を維持しなさい」と言っていました。抗生物質は血液に運ばれて全身を巡り雑菌と戦うわけですが、雑菌を倒し切るまで、一定の濃度を保つことが大切なのだそうです。血中濃度を維持しないで、途切れ途切れに抗生物質を飲んでしまうと、血中濃度が下がったタイミングに、弱っていた雑菌が抗生物質に対する抵抗力を身につけて勢力を盛り返してくるのだそうです。そうなってくると、もう血中濃度をあげても雑菌が繁殖してしまいます。きちんと血中濃度を維持しないと、「耐性菌を育てる」だけになってしまうわけですね。医局では「1日3回飲んで下さいね」といって出された場合でも、母は「目ざまし時計をしかけて、8時間ごとに飲みなさい」と教えてくれました。8×3=24というわけですね。もちろん食後というわけにはいきませんので、場合によってはチーズを一かけら食べて薬を飲んだものです。インプラント治療の際に処方される抗生物質がこの限りかどうかはわかりませんが、私なら「1日3回飲んで下さいね」といわれた時に「8時間おきに飲んだほうがより良いのですか」と聞き返すでしょう。最善を尽くしたいですから。

江戸川区 一之江町